【教えて！森先生】放置は危険！蕁麻疹（じんましん）について

皮膚科の受診あるあるや患者さんのお悩みを解決するこのコーナー

突然蕁麻疹が出るようになりました…
すぐに症状は落ち着きますがこのまま放置しても大丈夫でしょうか？

皆さんにもこんな経験ありませんか？
一次的ではあるものの、赤みやかゆみは気になりますよね。
こちらのお悩みを当院の森医師が解説します！

蕁麻疹について

蕁麻疹というのは、とてもよく見られる疾患です。
突然、赤みやかゆみが体のいろんなところに出てくるのが特徴です。
一つ一つの皮疹は24時間以内に消えます。
基本的には数十分から数時間以内に治ることが多いのではないでしょうか。

放っておいても良くなることが多い疾患ではあるのですが、
蕁麻疹を繰り返してしまうとか、
いつもより長い時間治らないといったことがあれば、皮膚科を受診してみて下さい。

症状が悪化すると…

じんましんは、
お肌の中で炎症が起きて、浮腫…水が溜まっている状態なんですね。

この浮腫がノドで起きると、息ができなくなったり、
お腹の中で起きるとお腹を下してしまったり、
肌だけでおさまらず、浮腫が全身で起きてくる可能性があります。

そうなる前に、「おかしいな」と思ったら、病院を受診しましょう。

もしも、息苦しさを感じたら、内科を受診してください。
じんましんの原因は様々ですが、
怖いのが食べ物などのアレルギーで全身に反応が起こっているケース。
そういったケースでは、手遅れになると、呼吸困難に陥ってしまうこともありえます。