元キックボクサー・柔道整復師 生井宏樹さんの【マイナスをゼロへ、ゼロをプラスへ!元気を諦めかけてる人への処方箋】
片足立ちもやっとだったおばあちゃんが、軽快にキックボクシングの技を繰り出すようになる動画
で大きく話題になった、元キックボクサー・柔道整復師の生井さんと、当院の森医師が対談しました!スパーリングをする92歳のおばあちゃん。だけど。出会った時は、松葉杖をついていたんだ。片脚立ちすらも不安で。決して、初めから元気だったわけではないんです。しかし足しげく通って頂き。少しずつ少しずつ。2年をかけてここまで来たんだ。頑張ったよね。今年はこれで練習納め。1年間お疲れ様でした pic.twitter.com/jdneXrYDyv
— 生井宏樹(Hiroki Namai) (@Palledo_namai) December 25, 2022
森:よろしくお願いします!
お会いできて嬉しいです!
生井さん(以下生):よろしくお願いしますー!
森:生井さん、いかにもキックボクサーという感じでかっこいいですね…!
キックボクシングはずっとされてるんでしょうか。
生:大学一年生の頃からですね。
魔裟斗選手がテレビによく出ていてかっこいいなと憧れを抱いて、
「会社勤めになったら出来ないかもしれない、今のうちに挑戦してみよう」と思って始めたのがきっかけでした。
森:就職する前に、学生のうちに経験してみようと思った、ということなんですね。
生:はい。
でも始めてみたら、キックボクシングにハマってしまい、その道に進みました!
森:なるほど!
キックボクシングから、柔道整復師の道を目指した理由はどんなところにあるんでしょう??
生:キックボクシングをやっていた頃、先輩に勧められたんです。
柔道整復師になれば身体のことに詳しくなれるし、キックボクシングを競技として一生やっていくことの難しさもあるので、「手に職をつけておこう」という思いもありましたね。
大学を出てから専門学校に入って柔道整復師の資格を取りました。
森:そうなんですね。
生井さんの接骨院のメニューとしてキックボクシングの指導もある、という感じなのでしょうか。
めずらしいですよね?
生:そうですね。
接骨院を開いて、柔道整復師として働いているんですけども、僕どうしても見た目でびっくりされちゃうんですよ。
今でこそ知ってもらえていますが、はじめは怪しいと思われることもあって。
なので、名刺がわりに接骨院にグローブやミットを置いて、メニューにもキックボクシングのパーソナルトレーニングを入れていたんです。
そうすると皆さん納得してくれるんですよね。
森:たしかに、何も知らない人が見たら、怖い人なのかな?と思ってしまうかもしれません…!
キックボクサーだと聞くと安心するのはわかる気がします。
生:そうですよね。
森:キックボクシングのトレーニングはハードなものですか??
生:その方の目的や体力に合わせて行うので、時間内はしっかりと頑張ってもらいますね!
森:色々な目的があるんですね!
生:試合に出たいという方、ダイエット目的の方、健康になりたい方など。
普通キックボクシングのジムって男性が多いと思うんですけど、うちのお客さんは女性や年配の方も多いですね。
未経験の方もたくさんいます。
◎お年寄りが元気にキックボクシング
森:生井さんはお年寄りへのキックボクシングの指導にも力を入れられているかと思いますが、どのようなきっかけで始められたんでしょうか?
生:ある日、接骨院のお客さんの70代の女性の方が、
接骨院に置いてあるグローブやミットを見て「私にも教えてくれるかしら?」と言ってくれたんです。
はじめは片足立ちも難しいくらいだったのですが、接骨院での治療で良くなって、キックボクシングでさらにトレーニングをして…
森:Twitterで大バズりした動画ですね!!
生:それです!あんなに元気に動けるようになったんです。
森:その動画、本当に衝撃的でした。
すごいですよね…!
病院にどんなに通ってもあんな風に動けるようにはならないだろうなと思うので。
生:そうかもしれません。
治療は不調を治して、マイナスをゼロにしますよね。
でもそこで終わってしまう。
ゼロから、キックボクシングでさらにプラスにしていくと思っています。
ゼロにしたところから、前に進むのがキックボクシングなんです。
森:…!
なるほど…!!
不調を治したところで止まっていると、マイナスとゼロを行ったり来たりすることになりますが、トレーニングをしてさらに前に進むというイメージですね。
生:その通りですね。
30分のトレーニングを週一くらい行うだけでも、積み重なっていくとどんどん元気になっていくんですよ。
普段の生活も変わっていくんでしょうね。
◎子供の成長にもキックボクシング
森:生井さんはお年寄りだけでなく、子供にも指導されていますよね。
動画で発達障害のある子のトレーニングを拝見しました!
生:発達障害のある子や、不登校の子のトレーニングをすることも増えてきました。
やっぱり運動、スポーツっていいんですよ。
森:そうですよね!実際、トレーニングをして変わりますか?
生:身体を動かすことで、気持ちの浮き沈みが改善されるというのはありますね。
また、トレーニング後の変化としてよくお母さんがおっしゃるのは、距離感が良くなるってことですね。
たとえば、ふだんは歩いていても人にぶつかってしまう子も、トレーニング後はそれが無くなるんです。
森:なるほど!
発達障害のある子は、自分の身体がどのくらいの大きさで腕がどのくらいの長さで、というイメージが掴みにくかったり、
身体をスムーズに動かすことが難しかったりするので、キックボクシングのトレーニングで改善するのでしょうね。
生:そういった身体の感覚が育てられるのかもしれませんね。
感覚でやっているものを言語化することの難しさは常に感じます。
なので、日々試行錯誤しています。
森:たしかに難しそうです。
でも、トレーニングで良くなった方がこれだけいらっしゃると、やりがいがありますよね。
生:そうですね。
それに、「楽しかった」という感想を頂いた時はやはり嬉しいですね。
◎格闘家と美容
森:生井さんはお肌がきれいですね。
格闘家の方って、お肌がきれいなイメージがあります!
やはりお手入れされているのでしょうか?
生:そうですね、露出するスポーツでもありますから!
格闘家も肌の手入れをする人、たとえば脱毛する人なんかも増えてきたように思います。
森:そうなんですね!
プロのサッカー選手やテニス選手なんかは脱毛すると聞いてるのですが、格闘家の方もなのですね。
生:はい、今後も増えていくでしょうね。
僕自身、以前から脱毛に通っていて、自己満足かもしれないけれどすごく良いなと思っています。
清潔感もあるし、すっきりしました!
◎元気に暮らしたい方へのメッセージ
森:いつまでも元気に暮らしたいという方へのメッセージ、アドバイスなどあればお願いします!
生:運動習慣を手に入れることが、元気の秘訣だと思います。
その中でキックボクシングは1つの選択肢ですが、90代の方でも出来る生涯スポーツだと思いますので、是非一度お試しください!
生井さん、ありがとうございました!
日本大学を卒業後、専門学校にて柔道整復師の資格を取得。
19歳からキックボクシングをはじめ、2008年に新人王獲得。
元J-NETWORKライト級日本ランキング1位。
23歳からキックボクシングの指導をはじめ、並行して接骨院に6年半勤務。
2017年4月に独立し「接骨院Palledo」を開院。
https://palledo.shopinfo.jp/ リハビリの延長で、キックボクシングを薦めていく。
2021年にはキックボクシングジム「PEACE PACE」を開設。
柔道整復師として働きながら、老若男女にキックの指導をしている。
(予約が埋まっていても診察可能ですのでお気軽にお越しください。)
各メニューの詳細や料金等は下記ページをご覧ください
当院は新宿・池袋・上野・横浜の 4箇所で運営しております。お気軽にご連絡下さい。