脱毛したのに毛が増える?濃くなる?それ、『硬毛化』かも!

こんにちは、ゆうスキンクリニック医師の森しほです!

「脱毛を始めたのに、以前より毛が太く濃くなった気がする」
「一部分だけ、周りの毛より目立つ毛が残っている」
「レーザー脱毛を続けているのに、逆に毛が増えたように感じる」

このようなお悩みでご相談に来られる方がいらっしゃいます。

医療脱毛では、まれに「硬毛化(こうもうか)」と呼ばれる現象が起こることがあります。

今回は、医療脱毛後に起こる可能性がある硬毛化について、
原因や対応方法、特にお子様の脱毛で注意したいポイントについて解説します。

◆硬毛化とは?

硬毛化とは、レーザー脱毛の施術後に、一部の毛が以前より太く濃くなったように見える現象です。

通常、医療レーザー脱毛では、
毛に含まれるメラニン色素にレーザーが反応し、毛根へ熱エネルギーを届けることで発毛組織へ作用します。

しかし、毛の太さや色、部位によってはレーザーのエネルギーが十分に毛根へ伝わらず、
逆に毛根周囲へ刺激が加わることで、細い毛が太く目立つようになる可能性があると考えられています。

ただし、硬毛化のメカニズムについてはまだ完全には解明されておらず、
すべてのケースで原因が明確に分かっているわけではありません。

◆硬毛化は「施術ミス」ではありません

「脱毛したのに毛が濃くなった」
という状態を見ると、

「照射漏れでは?」
「施術方法が悪かったのでは?」

と不安になる方もいらっしゃると思います。

しかし、硬毛化は医療レーザー脱毛に伴って起こる可能性がある副反応の一つであり、
施術者の技術不足や照射ミスが原因とは限りません。

医療脱毛を安全に行っていても、一定の割合で起こる可能性があります。

◆ 硬毛化かどうかは医師・スタッフで状態を確認します

脱毛後に一部だけ濃い毛が残っている場合でも、すぐに硬毛化と判断できるわけではありません。

毛には毛周期があり、施術時のタイミングによって一時的に毛が目立つことがあります。
また、成長期による毛質変化や、部位による毛の違いの場合もあります。

そのため、当院では状態を確認しながら、

・周囲の毛と比べて明らかに太く濃くなっているか
・どの部位に起こっているか
・照射回数や経過はどうか
・皮膚状態に問題がないか

などを総合的に判断します。

◆硬毛化が疑われる場合の対応

硬毛化が疑われた場合、対応方法は一つではありません。

毛の状態や部位によって、

・照射を継続しながら経過を見る
・照射方法を変更する
・一時的に照射を休止して毛周期の変化を見る

など、状態に合わせて検討します。

「強いレーザーを当てれば必ず改善する」というものではなく、部位や毛質によって適した対応は異なります。

また、改善までには数か月単位の時間が必要になる場合もあります。

◆ お子様の医療脱毛では特に慎重な判断が必要です

近年では、小学生などのお子様でも医療脱毛を希望されるケースが増えています。

ただし、お子様の場合は成人とは異なる注意点があります。

成長途中ではホルモンバランスの変化により、今後毛質が変わる可能性があります。
また、皮膚の状態や痛みへの感じ方も成人とは異なります。

そのため、お子様で硬毛化が疑われる場合には、

「大人と同じように出力を上げればよい」
「追加で強く照射すればよい」

と単純に判断するのではなく、皮膚状態や年齢、今後の成長も考慮して対応することが大切です。

保護者様にも、

・硬毛化は医療脱毛で起こる可能性がある反応であること
・施術ミスによるものとは限らないこと
・改善まで時間がかかる場合があること
・今後の対応方法を一緒に検討すること

を丁寧にご説明しています。

◆ 医療脱毛は「リスクを知った上で受ける」ことが大切です

医療脱毛は、多くの方にとって肌をきれいに整える有効な治療ですが、
どんな医療行為にも副反応の可能性があります。

大切なのは、メリットだけではなく、起こりうるリスクについても正しく理解した上で施術を受けることです。

当院では、患者様一人ひとりの肌状態や毛質、年齢に合わせて、安全性を重視した医療脱毛を行っています。

「脱毛後に一部だけ毛が濃くなった気がする」
「子どもの脱毛を続けてよいか不安」
「これから脱毛を始めたいけれど副作用が心配」

という方は、ぜひお気軽にご相談ください。

患者様が安心して脱毛を続けられるよう、医師・看護師が状態を確認しながらサポートいたします。

この記事の監修

皮膚科 森医師

森しほ

ゆうスキンクリニック治療最高責任者
皮膚科医/産業医/抗加齢医学会専門医
皮膚科のことなら、どんなことでもお気軽にご相談ください。
あなたのお力になれるよう、全力で診療させていただきます。