二の腕のざらつき、ぶつぶつ(毛孔性苔癬/毛孔性角化症)でお悩みの方へ
いわゆる「サメ肌」です。
サメのようにお肌がザラッとした手触りになったことはありませんか?
そもそもサメを触ったことない人も多いと思うので、
わかりやすいようでいてわかりにくい喩えなんですけども、サメ肌。
お肌の毛穴がボツボツして、
鳥肌のような状態が続いている感じと言えば伝わりやすいでしょうか。
中高生など、二の腕がボツボツしている方はわりと日常的に目にするのではないでしょうか。
医学的には、
なりやすい人
5~6歳の小学校に入学する頃からはじまって、
思春期頃に目立つようになるのが一般的です。
発症頻度は50%ともいわれているくらい、よくある疾患です。
女性に多く、10代〜20代でよくみられます。
お肌のトラブルで一番悩む人を狙い撃ちするかのような疾患ですね。
原因
原因ははっきりとはわかっていませんが、
アトピー性皮膚炎がある方や、肥満傾向のある方、ホルモンやビタミン、脂質の代謝異常などがある方に多いと言われています。
お肌の毛穴の周りのケラチン蛋白がたまってしまい、角質が厚くなって毛穴の出口が塞がれます。
そして、毛穴が山のようにポツっと飛び出たような形になります。
色のないブツブツになることもあれば、
黄色っぽくなったり、赤くなることもあります。
サメ肌になりやすい場所は、
肩から腕の外側で、背中、お尻、太もも、顔の耳の前あたりにできることもあります。
症状は、乾燥しやすい秋から冬にかけてや、紫外線や汗の刺激を受けやすい夏に悪化することもあります。
年中ですね。
予防
強く擦るなどの刺激を出来るだけ避けること。
乾燥を防ぐと良いので、保湿をしっかりするといいですね。
ストレス、生活習慣の乱れによるホルモンバランスの乱れも原因だと言われていますので、
規則正しい生活、栄養バランスのとれた食事も重要です。
治療
残念ですが、「これをしたら必ず治る!」という治療は見つかっていないのが現状です。
軟膏:尿素軟膏、サリチル酸ワセリン、ビタミンA軟膏、ビタミンA・D含有軟膏
内服:ビタミンA
などがありますが、実際には、このあたりを試してもなかなか良くならない方も多いのです。
ですので、サメ肌でお悩みの方は自由診療の美容施術のある皮膚科を受診してみるのも手です。
ピーリング
厚くなった角質を剥がして、お肌の再生を促して正常化していきます。
ダーマペン
細かい針でお肌に小さな穴をあけることによって、お肌の再生能力を高めます。
お肌のコラーゲンが増えるため、毛穴が小さくなってお肌の凸凹が改善されるのです。
お肌のターンオーバー促すことで改善が期待できます。
ヤグレーザー
熱によってお肌の奥の方を刺激することで、コラーゲンが作られるようになります。
お肌のコラーゲンが増えるため、毛穴が小さくなってお肌の凸凹が改善されます。
また、お肌のメラニン色素を持った細胞を熱で破壊するので、メラニン色素の沈着を外側に押し出して、お肌の正常なターンオーバーを促します。
これらの治療も試して、自分に合った治療を探してみるといいでしょう。
この記事の監修
森しほ
ゆうスキンクリニック治療最高責任者
皮膚科医/産業医/抗加齢医学会専門医
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