サイゼリヤ対談 有名フードライター&通訳者マッシさん
こんにちは、森しほです。
「サイゼリヤ完全攻略マニュアル」で話題の日伊通訳者のマッシさんと、
先日、日本を代表して伊日対談をしてきました。
順を追って説明しますと、
私は数年前から筋トレを日課としていまして、
日頃の食事管理もきっちりめにするようにしています。
できるだけクリーンな食事をしたいと考えているのですが、外食せざるを得ないときもあるわけです。
外食の際によく利用する超優良レストランがあります。
それこそが、日本でもっとも有名な本格イタリアンレストラン、サイゼリヤ です。
サイゼリ”ア”じゃないですよ、サイゼリ”ヤ”です。
糖質制限中の方には特にお勧めで、
シンプルで高たんぱくなチキン、葉物野菜、ブロッコリーなども食べられます。
※ドレッシングは岩塩とオリーブオイルを使うのが◎。
さて、そんなサイゼ好きの私ですが、
SNSで時に「デートにサイゼは有りか無しか」といった論争を見かけるたびに胸を痛めておりました。
たいていデートサイゼ論争では、
「サイゼリヤで充分な相手だって思われたということ」とか、
「サイゼリヤをデート先にチョイスしてしまう感性が残念」とか、
「サイゼリヤデートを受け入れられるかどうかで相手をテストする」みたいな意見が出てくるのですよね。
「サイゼリヤが!お財布にやさしいからといって!!家族連れが利用しやすいからといって!!サイゼリヤが何か悪いことしたの?!」
と心の中で叫んでいます。
無し派はもちろんのこと、有り派もサイゼを見くびっている感じがするんですよね…。
そんな折、マッシさんが、サイゼリヤ愛に満ちたツイートで、
サイゼリヤを良い意味でバズらせてくださったのを拝見して、
密かにマッシさんのファンになりました。
(※参照: https://note.com/massi311283/n/ncd5b81360362 )
マッシさんは当時金沢にお住まいだったのですが、
最近東京にお引越しされたとツイートされていたので、ついつい嬉しくなってTwitterのDMを送ってみました。
当然ですが、FF外です。
FF外から突然のDM失礼します!です。
しかし、マッシさんは気さくに応えてくださいました。
そしてなんと、師走の、しかもマッシさんはただでさえお引越しがあってお忙しい中での、
都内某サイゼリヤでの対談が実現したのです!!
森:今日はありがとうございます。
本物のマッシさんとお会いできて光栄です…!
写真で拝見した通りのマッシさんで感動です…!!
マッシさん:よろしくお願いします!
◎サイゼリヤはトレーニーにもオススメ
マッシさん:実は僕も3年ほど前から筋トレをしているんです。
森:マッシさんも筋トレされるんですね!
ではお食事にも気を使われているんでしょうか?
マッシさん:そうですね。
筋トレをしてる人や、糖質制限、ベジタリアン…色々な人が楽しめるのがサイゼリヤの良いところですね。
森:サイゼリヤはトレーニー(トレーニングしている人)にとっても最高ですね。
ちなみに、いわゆるボディメイク…トレーニングや食事管理で、日本とイタリアで違うなと思われることってありますか?
マッシさん:イタリア人は減量中でもしっかり食べる人が多いですね。
こんなふうにトマトパスタとサラダとか。肉と野菜、とか、しっかり食べる人が多い。
日本人はすごく量を減らす人もいて、そのあたりは違うなと思いますね。
森:なるほど…!
たしかに日本では細ければ細いほどいいと考える人も珍しくないですしね…。
マッシさん:イタリア人だと鍛えている人は筋肉が厚いことが多いけれど、日本人は肩と背中だけとか、部分的に鍛えて細マッチョを目指す人が多いように見えます。
イタリア人は全体のバランスを重視することが多いですね。
森:確かに!!
私の場合、お尻と背中が中心で、時間がないときはお尻と背中だけ数種類やって終了してしまいます…。
マッシさん:あと日本人は、ジムで見てると、鍛えながら汗もかかない、声も出さない人も多いですよね。
それだと成長しないよね。
森:いたたた、痛い!耳が痛い話です…!!
どう見られるかを気にし過ぎてる人が多いのかもしれないですね。鍛える部位も見栄え重視、鍛えてる最中もあんまり必死になるのが恥ずかしいというか…。
マッシさん:日本人、そんなに他人にどう思われるかを気にしなくてもいいのにって思う事がよくありますね。
◎マッシさんのお仕事は通訳×フードライター
森:マッシさんはどんなジャンルの通訳をされているんですか?
通訳って、言語だけじゃなくて色々な勉強が必要そうですが…
マッシさん:
色々ですね、産業系もありますし、医療系もあります。
通訳って、直接現場で通訳をするのは仕事のほんの一部で、新しいジャンルのお仕事があればまずイタリア語でそのジャンルを勉強する。そして日本語でも勉強する。
毎回新しい現場なので、もちろん不安も緊張もあります。でもその分新しい出会いもあるし、色々な人の色々な考えに触れられる。
コンフォートゾーンを出ないと成長しないよね。色々な人に触れないと色々な考えがあることに気付かず、自分だけが正しいと思ってしまう。
※注:コンフォートエリア(ゾーン)とは「不安レベル」と関連しているといわれています。
例えば夕食を作る、入浴するなど、不安にならない行動範囲が、その人のコンフォートエリアです。
「不安にならない行動範囲から出て、不安も伴うが新しいことに挑戦する」ような時は、
「コンフォートエリアを出る」という言い方をします。
森:た、たしかに…!!
いつも同じ場所で同じような仕事をするのは快適でストレスが少ないけれど、それだと成長しないってことですね。
なんだか先程の筋トレの話と共通するところがありますね…。
でも、人見知りしなさそうなマッシさんも、新しい現場では緊張したり不安になるんですね。
どうやって不安を解消しているんですか?
マッシさん:
不安はありますよ!ストレスで食欲が落ちたりすることもあります!
でも、不安があればもっと深く勉強するしかないですよね。
前もって準備しておくことと、もしも悪いことが起きたらどうしようだとか深く考えないようにすること。
◎イタリアの美容医療事情
森:私は仕事で医療脱毛だとかの美容医療を扱っているんですが、イタリアの脱毛事情はどんな感じなのでしょう??
マッシさん:
両極端ですね。
「毛は生えてるもの、自然のままで何がいけないの?」という人、
パーフェクトな身体を目指してツルツルにしたい人。
あまり中間はないかもしれない。
森:そうなんですね?!
日本だと、男女ともに全身をする人もいますが、
女性はとりあえず脇や腕だけとか、男性はヒゲだけとか。
マッシさん:
イタリア人はヒゲをあえて生やしたりもするし、胸毛は男性的で魅力的という考えもあるし、カットして整えることはあるけれど脱毛はしない人が多いかもしれない。
脱毛するとしたら、理想とするパーフェクトな身体があって、今の自分も素晴らしいけれどもっと美しくなるために…という人。
テレビで接客業の日本人男性が「お客さんがヒゲを生やしていないのに僕だけ生やすわけにいかないので」と言っていて、わけがわからなかった。
なんだか、目立つことを嫌がっているのかなと。
コンプレックスがあってそれを隠さないと、と考えているみたいで。
森:それはあるかもしれません!
マイナスをゼロにするためというか。
目立つことを嫌がるのかもしれませんね。
マッシさん:人はロボットじゃないんだから、規格から外れることをそんなに怖がらなくていいのに…。
森:ロボット…!
言われてみればそうですね…。積極的にキレイになりたいというよりも、「みんなワキを処理しているから、そうしないと肩身が狭い」みたいな風潮がありますね。
「今の自分も好きだけど、もっと理想の自分になりたい」という動機の方が、同じ施術を受けるにしても楽しい気持ちでクリニックに通えそうです。
マッシさん:
イタリア人はどちらかというと、目立ちたい、目立つのは良いこと、という気持ちがある。街で知らない人に話しかけるのも平気だし。
僕なら、誰かが何かを言ってきたとしても「僕にそんなに時間を使ってくれてありがとう」としか思わない。
マイナスを隠そうとしないで前面に出してしまえばわかってくれる人が集まってくるし、隠していたらずっと隠さないといけないからつらいだろうね。
森:いや、本当にそうですね。
ちょっとでも変わっていると思われること自体が悪いことのように感じている人って多いと思います。
マッシさん:何を話すか、どんな行動をしているか、そんなところに自信を持っていればもっと人生楽しめるのにと思いますね。
森:なるほど…!
先程のトレーニングや通訳のお仕事のお話とも共通しますね。
自信って、行動から得られるものなのかもしれませんね。
◎イタリア男性の好みは
森:
ちなみにイタリア人男性から見ると、女性は毛があってもなくても同様に魅力的なものなんでしょうか?
マッシさん:いや、男性から見ると毛がないほうがいいですね。笑
森:あ、そこはそうなんですね。笑
◎最後に一言
森:そろそろサイゼリヤに入店待ちのお客さんが出てきましたね…。
マッシさん、最後に一言いただけますか?
マッシさん:人生は同じことの繰り返しじゃつまらないです、不安があっても、コンフォートエリアから踏み出して、新しいことに挑戦したら新しい仲間ができるし、楽しいことがあります。
日々にアドベンチャーのようなワクワク感があると、生きているという実感が湧いてくるのではないでしょうか。
森:ありがとうございました!
いかがでしたでしょうか。
日本とイタリアの国民性の違いにとどまらず、色々なお話が聞けました。
他人にどう思われるかを気にしないで、自分がどうなりたいかをじっくり考えること。
不安や恥ずかしさを怖がらずに冒険してみること。
不安は行動の積み重ねで乗り越えられること。
コンフォートエリアに浸らないで、一歩踏み出すと新しい出会いがあり
今回の対談も、ほんの少しの勇気を出してマッシさんにメッセージを送ってみたところから実現しました。
SNSも、トレーニングも、美容医療も、すべては手段。
恥ずかしい気持ちを少しだけ我慢して、
やり取りしたことがない人にメッセージを送ってみる。
本当に限界と思うところから更に数回だけ鍛えてみる。
誰のためでもなく自分のために美容医療を受けてみる。
医療脱毛でつるつるのお肌になったり、
ボトックスでもっと素敵な笑顔になったり、
ダーマペンでいつまでも触っていたいお肌を手に入れたり、
美容医療が自分を好きになるためのひとつのキッカケになれたらいいなと思っております。
自分をもっと好きになれたら、人生はもっとずっと豊かになるんですよ。
お話:マッシさん
イタリア・ピエモンテ出身 日本在住15年目
日本食文化の面白さ、イタリアとの意外な共通点、日本全国を巡り現地で出会った食の魅力を楽しく発信中。
現在、テレビ出演やライターとしてご活動中です。
「イタリア人マッシがぶっとんだ、日本の神グルメ」発売中!
(予約が埋まっていても診察可能ですのでお気軽にお越しください。)
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