対談　美容師　長谷川将郁さん【親しい人に前向きになってほしいと願う人への処方箋】

SNSで数々の変身動画で話題のカリスマ美容師である長谷川将郁さんと、当院の森医師が対談しました！

森:よろしくお願いします！

長谷川将郁さん:よろしくお願いします！

森:長谷川さんのInstagram、すごく個性的で目を惹きますよね。
メッシュというんでしょうか、どんなきっかけで今のInstagramのスタイルになったのですか？

長:そうですね、Instagramにはメンズメッシュを中心に投稿しています！
メッシュは定期的に流行るスタイルで、若い人たちだけでなく、今の40代の方々も20代の頃にやっていたので受け入れやすいんですよ。
木村拓哉さんや、魔裟斗さんのように流行を牽引する芸能人の方も、メッシュを楽しんでいます。

森:なるほど、メッシュは今特にお勧めなスタイルなんですね！

長:そうですね。
Instagramを運用していくにあたって、他にあまりやっている人がいない僕の強みを押し出していこうと思ったら、やはりメンズメッシュだなと！

実際載せてみると反響も良くて、メッシュが求められていることがわかりました。
若い方だけでなく幅広い年齢層の方に楽しんでもらえますね！

白髪も隠せますし、アラフォーアラフィフの方にも人気です。

森:なるほど！
美容師さんとしてお仕事されていて、どんなところにやりがいがありますか？

長:鏡の目の前でお客さんに対峙するお仕事なので、結果がもう明らかにわかるんです！
施術で大変身すると、お客さんが喜んでくれるのがすごく伝わってくるんですよね。

「ありがとう」と言ってもらえるともう…！
それが最大の報酬です！！

森:それはやりがいがありますね…！
でも、逆に大変なところも多いですよね…？

長:大変な部分ももちろんあります。
美容師ってハードワークで、練習を含めたら拘束時間は13時間くらいのこともめずらしくないんですよ。

アシスタントのうちは給与も良くないですし。
長時間勤務が普通になってしまっていることは問題だと思うので、8時間勤務が常識になっていくといいですよね。

森:美容師業界にもホワイト化が必要なんですね…。
美容師さんって、みなさんおしゃれで清潔感があるイメージですがお手入れされているんでしょうか。

長:髪にはもちろん気を使うのですが、髪以外のケアは意外としていないかもしれません。
長時間勤務、ハードワークなので、食事もなかなか摂れないんです。

そのため肌荒れに悩むことも多いんですよ。
本当は、髪以外のことでもカッコよくなれる部分ってたくさんあると思うので、ケアしていきたいですよね。

森:そうなんですね…。
長谷川さん自身はどうですか？これまで美容に関してしてきたことなどありますか？

長:僕自身がしてきた美容といえば、まずは脱毛ですね。身だしなみとしてヒゲや体毛のケアはしています。
あとはボトックスも、エラボトックスを受けたら顔が締まってとてもよかったです。でもなかなか休みが取れず、自分のことをケアする時間がとれないんですよね。

僕もこの秋から独立して自分のお店を持つことになったので、これからは自分のこともちゃんとケアしないといけないな、と思っています。

森:新しくオープンされるんですね！
どんな美容院にしたいとか、目標ってありますか？

長:お客様と美容師の笑顔を守る美容院にしたいですね。

森:お客さんも変身させるだけじゃなくて、美容師さんのお仕事がハードすぎる問題も解決したいということですね。
素晴らしいです…！
美容院には、どのような方に来てもらいたいとかありますか？

長:そうですね！
これまでの美容業界では、情報感度の高い2-3割のお客さんを取り合うような部分がありました。

森:なるほど、髪に興味がある人ってそのくらいかもしれませんね。

長:でも、それではいけないと思うんですよ。

森:ふむふむ、どういうことでしょう？

長:実は、一番多いのが、いわゆる千円カットをしているお店に行くお客さん。
そういった、これまで髪に興味がなかった人にこそ、こちら側に来てほしいんです！

森:髪に興味がない人にも！

長:髪型ひとつで生まれ変わる可能性を知ってほしいと思っています。
時間効率を求めると、どうしても個別のお悩みや顔の形に合わせたカットをするにも限界があるので…。

技術を磨いた美容師による、しっかりとカウンセリングをした上でのカットを、ぜひ経験してみてほしいんです。

森:なるほど、千円カットでは味わえない世界があるのですね。
どうしたら知ってもらえるんでしょう…。

長:そこなんです。
変身する動画を発信しても、そもそも髪に興味がない人には届かないという問題があります。
でも実は、僕のInstagramをみて予約してくれる人って、ご本人じゃなくてお母さん、お姉ちゃん、彼女さんであることが多いんですよね。

家族や彼女さんから勧めてもらって髪を切りに来てくれるパターンが多くて。

森:親しい女性が連れてきてくれるパターンなんですね！

長:そうですね。
他にも、父の日なんかに娘さんからお父さんに【大変身】という体験をプレゼントするなんてパターンもあります！

森:それはいいですね、プレゼントでもないとできない体験。自分一人ならいつもの床屋さんにしか行かないでしょうし。

長:そうなんですよ。
一回のカットはきっかけ。
「これからちゃんとおしゃれをした方がいいな」と思ってくれたら成功です。

森:確かにそうですね。
最後に、変わりたいと思っている人や、身近な人に磨けば光るということを知ってほしい人にアドバイスいただけますか？

長:美容のクリニックでも美容院でもそうだと思うんですけど…
「きっかけ」が一番ハードルが高いんです。
最初の一歩が、一番勇気がいるんです。

でも、一回来てみると「すごくいいじゃん！」と思える。
最初の一歩を踏み出してみると、自分に自信がついて、前向きになれます。

そうすると、仕事や学校、全てがうまくいく。
どんどん好転していくんです。

最初の一歩を踏み出してみてほしいですね。