【医師が解説】紫外線は年々増加傾向!?「うっかり日焼け」から身を守るために

こんにちは!ゆうスキンクリニックの医師、森しほです🌸

最近海に行ったのですが、曇っていたからと油断したら、うっかり日焼けしてしまいました…。
この夏、「日焼け止め、日傘を忘れて出かけてしまった…」「気づいたら日焼けしてしまっていた!」なんて方もいるのではないでしょうか?

♦ 年々増えている?紫外線の気になる動向

最近、紫外線の量がなんだか増えている気がしませんか?
実は、環境省のデータによると、ここ10年でUVインデックス8以上の日数が11日も増えているんです!
(参考:環境省データ https://www.env.go.jp/content/900410650.pdf

これは、大気汚染物質が減って空気が澄んできたことで、
紫外線を遮るものが少なくなっているからかもしれません。
まだ解明されていない部分もありますが、紫外線は確実に増加傾向にあると言われています。

UVインデックスって何?と思う方もいるかもしれませんね。
これは、紫外線が私たちの体にどれくらい影響を与えるかを示した指標なんです。

3以上:日焼け止めや帽子で対策を始めましょう!
8以上:できるだけ外出を控えるのがおすすめ(WHO基準)。

気象庁のデータによると、特に4月から9月は紫外線が強くなり、7月・8月はピークを迎えます
例えば、つくばのデータでは、7月・8月のUVインデックスは7~8以上になる年が多く、
2023年の8月なんて8.8にも達していました!
(参考:気象庁データ https://www.data.jma.go.jp/env/uvhp/uvimax_monthave_tsu.html

夏は特に、お肌を守る意識を高めたいですね。

♦ 紫外線が肌と健康に与える影響

紫外線は、美容にも健康にも大きな影響を及ぼします。
ちょっと怖い話になりますが、知っておくことでしっかり対策できますよ!

美容への影響

紫外線は、お肌の「光老化」を引き起こす大敵!

光老化:肌の老化をぐんと加速させ、くすみやハリ不足の原因に。
なんと、シミやシワの8割は紫外線が原因なんです!
特に、波長の長いUVAは肌の奥深くまで届き、じわじわとダメージを与えます。
シミ・そばかす:メラニン色素が過剰に作られ、色素沈着が起こっちゃいます。
シワ・たるみ:紫外線がコラーゲンやエラスチンを壊し、肌の弾力がダウンしてしまいます。
乾燥:肌のバリア機能が弱まり、水分が逃げやすくなる
→さらに紫外線ダメージを受けやすくなる…という悪循環に!

健康への影響

美容だけでなく、健康にも影響が…。

免疫力の低下:紫外線は体の免疫機能を弱らせることがあります。
皮膚がん:特にUVBは、肌表面の細胞やDNAを傷つけ、皮膚がん(基底細胞がん、有棘細胞がん、メラノーマなど)のリスクを高めます。
特に高齢者の方は、生涯に浴びた紫外線量が関係してくるので要注意です。
白内障:目にも影響が!紫外線は白内障のリスクも高めるんです。

♦ 日焼け対策、どうすればいい?

紫外線からお肌と体を守るには、物理的な対策が有効です。

1 物理的なバリア
日傘・帽子・サングラス:直射日光をしっかりブロック!
おしゃれなUVカット帽子やサングラスで、紫外線対策も楽しくしちゃいましょう✨
ラッシュガード:海やプールでは、ラッシュガードで肌をカバー。
涼しくて動きやすいものがおすすめです!

2 日焼け止めを賢く使おう
特に紫外線の強い時期のアウトドアなどでは、SPF50以上、PA++++の日焼け止めを選びましょう。
汗や水で落ちやすいので、2~3時間ごとに塗り直しを忘れずに。

♦ 日焼けしてしまったら?すぐできるケア

「あっ、うっかり日焼けしちゃった!」というときは、慌てず冷静にケアをしましょう!

自宅でできるケアとしては…

クーリング:まずは冷たいタオルや保冷剤で肌を冷やして、炎症を抑えます。
保湿:乾燥を防ぎ、肌のバリア機能を高めて、紫外線ダメージから守りましょう。

ひりひり・赤みが気になる場合は早めに皮膚科へ
炎症を抑える塗り薬を処方することができます。

♦ 肌を強くする!内側からのケア

お肌を紫外線に負けない状態にするには、内側からのケアも大切です💖

ビタミンC・E:抗酸化作用で紫外線ダメージを軽減。
レチノール(ビタミンA誘導体):シワやシミの予防に効果的!
ただし、紫外線に敏感になるので、夜のスキンケアに取り入れて、昼間はしっかりUVケアを。
DNAの修復を助け、長期的なダメージを抑えてくれます。

腸内環境を整える:腸内フローラが整うと、肌の紫外線耐性がアップ!
ビフィズス菌:善玉菌の代表選手。肌の炎症を抑え、紫外線ダメージを軽減。
乳酸菌:腸のバリア機能を強化し、免疫力低下や光老化を防ぐ効果が期待できます。

ヨーグルトや発酵食品を毎日の食事にプラスするだけで、肌も体も元気になりますよ。

♦ 最後に

紫外線は年中降り注いでいますが、特に夏の7~8月は要注意!
おしゃれな日傘や帽子で物理的にブロックしつつ、日焼け止めをこまめに塗り直して、肌を守ってあげましょう。

もし日焼けしてしまったら、クーリングと保湿で早めに対処を。
そして、ビタミンや発酵食品で内側からもケアを忘れずに。

お肌も心も、毎日キラキラ輝いていたいですよね!
紫外線による肌トラブルを感じたら、早めの皮膚科受診を!
何か気になることがあれば、いつでもゆうスキンクリニックにご相談くださいね🌿

皆さんの美肌ライフを応援しています!
素敵な夏を、紫外線に負けずにお過ごしくださいね!

参考リンク:
• 環境省:https://www.env.go.jp/content/900410650.pdf
• 気象庁:https://www.data.jma.go.jp/env/uvhp/uvimax_monthave_tsu.html

この記事の筆者

皮膚科 森医師

森しほ

ゆうスキンクリニック治療最高責任者
皮膚科医/産業医/公認心理師/抗加齢医学会専門医
皮膚科のことなら、どんなことでもお気軽にご相談ください。
また産業医・公認心理師として、メンタルのケアも行っております。
あなたのお力になれるよう、全力で診療させていただきます。

新宿院
 新宿区西新宿1-23-1 TK 新都心ビル 3F
 03-3345-2777
池袋院
 豊島区東池袋1-7-5 池袋イースタンビル2F
 03-6914-0003
上野院
 台東区上野6-16-16 上野ORAGAビル 9F
 03-6663-8862
横浜院
 横浜市西区北幸1-1-8 エキニア横浜(相鉄北幸第1ビル)ビル 6F
 080-1016-6130
プレゼントしたい、されたら嬉しい!大切なあの人に贈る「美容ギフト」
ゆうスキンクリニック新宿院|03-3345-2777
ゆうスキンクリニック池袋院|03-6914-0003
ゆうスキンクリニック上野院|03-6663-8862ゆうスキンクリニック横浜院|080-1016-6130

各メニューの詳細や料金等は下記ページをご覧ください

当院は新宿・池袋・上野・横浜の 4箇所で運営しております。お気軽にご連絡下さい。