男の愛の定義~脱毛クリニックマンガ

脱毛クリニックがお届けする心理学マンガ

男の愛の定義

  

男の愛は「欲望」とほぼイコールです。

男にとって「そういうことをしたい」というのは、「愛」とほぼ同義です。
そもそも大半の男は「いや、愛って何?」と思っています。

ですので女性から男性に、
「私のこと、愛してる?」
と聞いた場合、多くの男性はとまどいます。

「は!? そもそも『愛』って何だ!?」

と思ってしまうわけです。

これが「好き」ならまだ理解しやすく、
「私のこと、好き?」
という質問なら、
「『好き』? あぁ! たとえば僕は、スポーツなら、サッカーが好きだ! 食べ物なら、うどんが好きだ! 色なら青色が好きだ! 好きというのは、『気持ちが向く』ということだな! そして女の子なら、このコが好きだと言える! うん!」
と思考した上で
「好きだよ」
と答えられます。思考過程にツッコミを入れたくなるかもしれませんが、これが男の素直な気持ちです。

しかし「愛」になると、ものすごくハードなことになってしまうわけです。

逆に「愛してる?」にたいして、ノータイムで

「うん、愛してるよ」

という男の方がよっぽど信用できません。
おそらく普段から「愛してる」と言い慣れてる男です。
もう脊髄反射で「『愛してる?』と聞かれたら『愛してる』と言えばいい」と練習している男かもしれません。

それくらい、男にとって「愛」というのは理解しがたく、イメージしづらいものなのです。
それこそ「家族愛」や「人間愛」などと同じく、ものすごく壮大なテーマを持つものなのですね。

おそらく女性にとっては「いやいやそこまで深く考えなくても! 純粋に『好き』のパワーアップ版でいいよ!?」というくらいの気持ちなのだと思います。

だからこそ、すべての男性におきましては、もっと素直に、それと同じくらいの思考でいていただいていいと思います。

すなわち「好きのパワーアップ版」。

男の「好き」において、性的なものはかなり大きなものを占めます。
「あのコのことは好きだけど、絶対にしたくない!」
という男はレアでしょう。

「好き」ニアリーイコール「したい」なのです。「ニアリーイコール」というちょび高度な言い方で雰囲気を知的に包んでますが、「ほぼ」という意味で読んでいただければ幸いです。

何にせよ、「好き」が「したい」なら、そのパワーアップ版である「愛」は言うまでもなく「すごくしたい」です。
男性諸氏に置かれましては、そう取っていただき、「愛してる?」にたいしては、その念頭のもと「うん!」と答えていただければ幸いです。
かえって答えられなくなってしまいましたら大変申し訳ありません。

何にせよここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

 

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特別監修・ゆうきゆう
精神科医、心理学者。
東京大学医学部医学科を卒業後、うつ病・統合失調症・てんかん・パニック障害・社交不安障害・不眠症など多くの疾患の治療を行い、2008年よりゆうメンタルクリニックを開院。
『マンガで分かる心療内科』の他、100冊以上の著作があります。

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