「休日に寝だめ」は、本当に睡眠不足を取り返せる?

こんにちは、ゆうメンタルスキンクリニックの 産業医の森しほです!
「平日は忙しいから睡眠不足だけど、土日にたくさん寝てるから大丈夫!」
そう思っている方は、とても多いです。
でも実は、休日の寝だめだけでは、平日の睡眠不足は完全にはリセットされません。
厚生労働省の「長時間労働の医師への健康確保措置に関するマニュアル」で紹介されている研究では、
睡眠不足のあとに3日間しっかり睡眠時間を確保しても、
反応速度の低下は完全には回復しなかったことが示されています。

つまり、睡眠不足は「土日にまとめて返済すればOK」というものではないのです。
◆ 睡眠不足で起こるのは「眠気」だけではありません
睡眠不足が続くと、
- 集中力が落ちる
- 判断力が鈍る
- ミスが増える
- イライラしやすくなる
- 事故やヒヤリ・ハットのリスクが高まる
など、仕事のパフォーマンスにも大きく影響します。
産業医として企業で働く方を見ていると、
「最近仕事でミスが増えた」
「なんとなく効率が悪い」
という方の背景に、慢性的な睡眠不足が隠れていることは少なくありません。
◆ 忙しい人こそ「パワーナップ」を
もちろん、「毎日8時間眠りましょう」と言われても、現実には難しい日もありますよね。
そんな方におすすめしたいのが、パワーナップ(短時間の昼寝)です。
おすすめは15~20分程度。
このくらいの短い昼寝なら、
- 午後の眠気が軽くなる
- 集中力・注意力が回復する
- 作業効率が上がる
ことが期待できます。
逆に30分以上寝てしまうと、深い睡眠に入ってしまい、起きたあとにぼーっとしやすくなるため注意が必要です。
◆ 睡眠は「量」と「積み重ね」が大切
睡眠は、銀行口座のように「休日にまとめて貯金」できるものではありません。
毎日の睡眠不足が少しずつ積み重なることで、脳や体への影響も積み重なっていきます。
だからこそ、
- 平日はできるだけ睡眠時間を確保する
- 昼休みに15~20分のパワーナップを取り入れる
- 休日は寝だめよりも生活リズムを大きく崩さない
この3つを意識するだけでも、仕事のパフォーマンスや体調は変わってきます。
企業で働く方々を見ていると、「頑張る人ほど睡眠を削ってしまう」というケースが本当によくあります。
睡眠は「サボる時間」ではありません。
仕事の成果を出すための、大切な自己投資です。
忙しい毎日だからこそ、「睡眠は後回し」ではなく、「睡眠も仕事のうち」という意識を持っていただけたら嬉しいです。
◆ 「朝の5分」を作ることも立派な健康投資

そして、もう一つ忙しいビジネスパーソンにおすすめしたいのがヒゲ脱毛です。
「美容の話?」と思われるかもしれません。
でも私は、産業医としてヒゲ脱毛は仕事への投資でもあると考えています。
毎朝5分ヒゲを剃る方なら、
5分 × 年間約365日 = 約30時間
年間で丸1日以上の時間をヒゲ剃りに使っている計算になります。
しかも、急いで剃れば肌荒れやカミソリ負けの原因にもなります。
ヒゲ脱毛をすると、
- 朝の支度が短くなる
- 朝に少し余裕ができる
- 肌トラブルが減りやすい
- 夕方まで清潔感を保ちやすい
など、多くのビジネスパーソンにメリットがあります。
たった5分でも、その5分で朝食を食べたり、コーヒーを飲んだり、少し長く眠れたり。
毎日の積み重ねは想像以上に大きいものです。
◆ 睡眠も時短も、「仕事のパフォーマンス」を高める投資
私は産業医として企業で働く方々を見ていますが、仕事ができる方ほど「時間の使い方」が上手です。
睡眠時間を確保すること。
昼に15〜20分のパワーナップを取り入れること。
そして朝の準備を効率化すること。
どれも「楽をするため」ではなく、最高のコンディションで仕事に向かうための自己投資です。
仕事を頑張る人にこそ、睡眠も、時短も、そしてヒゲ脱毛も。
毎日の積み重ねが、1年後、5年後のパフォーマンスに大きな差を生みます。
この記事の監修

森しほ
ゆうスキンクリニック治療最高責任者
皮膚科医/産業医/抗加齢医学会専門医
皮膚科のことなら、どんなことでもお気軽にご相談ください。
あなたのお力になれるよう、全力で診療させていただきます。
参考
厚生労働省「長時間労働の医師への健康確保措置に関するマニュアル」
https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/001214392.pdf
