対談　メンズメイクアドバイザーたくみさん

元美容部員でメンズメイクアドバイザーのたくみさんに、当院の森医師がお話をうかがいました！

【肌荒れ・ニキビに悩む人への処方箋】

森:よろしくお願いします！
お肌が綺麗ですね…！
さっそくですが、たくみさんはどのようなきっかけがあって美容に目覚めたのでしょうか。

たくみさん(以下、た):
僕は、学生時代から肌荒れに悩んできました。
顔中にニキビがあって、ヒゲも濃くて、肌がすごくコンプレックスだったんです。人の目が気になってしまって悩んでいました。

スキンケアについて調べて、自己流で色々と試してみましたが、なかなか良くなりませんでした。

森:皮膚科も通われたんですか？

た:もちろん皮膚科にも通いました。1～2年通っていたんですが、ニキビ跡の凹凸や赤みは良くなりませんでした。

美容の診療は行っていないクリニックでした。お肌の悩みを伝えても、医師からは、「様子を見てみましょうね」と言われてずっと抗菌薬の治療をして良くなりませんでした。

森:美容の施術がないクリニックだったんですね。
そうすると疾患としての治療に終始してしまって、お悩みの中心であるお肌の凹凸や色が変わってしまった部分については、なかなか難しい部分があるかもしれませんね。

た:そうなんですよね。
そこで、美容医療に興味を持って、ダーマペンやレーザーのフラクショナルを試してみました。
そうすると、ニキビ跡…いわゆるクレーターや、目立つ毛穴が、劇的に良くなったんです。

森:それはすごい！
いつ頃のお話なんでしょうか？？

た:5年ほど前ですね。
実は僕、5年前まで消防署で勤めていたんです。
職場の人はみんな筋トレをしていて、食事なんかは気を付けていました。でも、消防署では24時間勤務も当たり前。仮眠を取るよりも訓練をすることを良しとされている雰囲気があって、そういった生活も肌には良くなかったのかもしれません。

自分でスキンケアの勉強をしているうちに、肌が改善していきました。それが嬉しくて、仕事にしてしまいたいと思ったんです。

そこで転職を決意しました。美容部員に転職したんです。契約社員として働くことになりました。公務員である消防署を辞めて、契約社員である美容部員になるということで、周りの友達からは「おかしくなったのか？！」と言われたりもしましたね。

森:美容をお仕事にされたんですね！自分の肌が綺麗になって目標達成、とはならずに、お仕事にまでしようと思ったのはどうしてでしょう？？

た:今お肌に悩んでいる人にも僕が学んだスキンケアの知識を伝えて悩みを解消してほしいと思うようになったからですね。

コンプレックスを解消して、僕は自分に自信が持てたんです。
周りからも「肌がきれいになったね」と言われますが、それよりも「自分自身の中での変化」がとても大きかったんです。

その経験を、僕のように悩んでいる他の人にも活かしてもらいたいと思ったんです。
ブログで情報を発信するようになったのも、美容部員として接するお客さんだけでなく、もっと大勢の人にスキンケアの大切さを伝えたいと思ったからです。

発信しているうちに、読んでくれた人から「もっと教えてほしい」「相談に乗ってほしい」と言われるようになって、依頼としてスキンケアやメイクの相談に乗るようになりました。
そうして今のメンズメイクアドバイザーというお仕事をするようになったんです。

森:発信してくれて助かったという人も多いでしょうね！
アドバイザーをしていて、やりがいを感じる瞬間ってどんな時でしょうか。

た:やっぱり、お肌に悩んでいた依頼者の方が、変化を実感して喜んでくれると1番嬉しいですね。
たとえば今までお肌を隠したくてマスクを手放せなかった方が「マスクをつけないでお出かけできました！」と言ってくれたりすると、前向きになってくれたことがすごく嬉しいですね。
恋愛で悩んでいた人が、外見を改善して積極的になれたと言うケースもよくあります。

◎お肌を綺麗にするために大切なこと

森:お肌のコンディションを整えるためにオススメなことはありますか

た:最もお勧めしたいのは、お肌への不必要な刺激を避けることです。
「擦る」などの物理的な刺激はもちろんですし、紫外線や、お肌に合わない化粧品、カミソリなどにも注意が必要です。

刺激を取り除いて、その上で、保湿などのスキンケアを行いましょう。

◎おすすめの美容施術

森:先程、ダーマペンやフラクショナルレーザーでお肌が改善したとおっしゃっていましたが、他にもお勧めの美容施術ってありますか？

た:僕としては、ヒゲ脱毛が大きかったと思っています。
ヒゲが濃かったので、ヒゲ剃りを念入りにしないといけなかったんですよ。

それで顔をしょっちゅう傷付けてしまって…。

森:それはスキンケアどころではなくなってしまいますね…！

た:そうなんです、傷だらけで、炎症も起きてしまいますし…。
ヒゲ脱毛をしたらヒゲ剃りの頻度も減って、肌が傷付くこともなくなってきました。

森:医療の力も借りながら努力されたんですね！

た:その通りですね。
普段のスキンケアはとっても大切ですが、それだけでは限界があると思っています。

森:美容医療にもお詳しいんですね！

た:自分で調べたりもしますし、自然と情報も入ってくるんですよ。

森:お知り合いの方もよく受けるんですか？？

た:実は今は広告代理店でも仕事をしていまして、そこで一緒に働く人たちはみんな美容への意識が高いんです。
脱毛を済ませているのは当たり前で、ランチのときに美容医療の話題が出ることも多いですね。

森:素晴らしい環境ですね…！

◎お肌に悩む人へのアドバイス

森:自己流のスキンケアをして、行き詰まっている人に一言アドバイスをするとしたらどんなことでしょう。

た:「人に頼ろう！」ですね。
化粧品のお店、病院やアドバイザーなど、とにかく人に頼るのが一番の近道です。

たしかに自分で調べることも大事ですが、何もわからない中で一人で調べているよりも、人に聞いてしまうのが手っ取り早いですよね。

それに、客観的なアドバイスをもらえるというのは大きいです。
一人で悩んでいるよりも、人に頼って、相談してほしいですね。

昔の僕に最も伝えたいアドバイスです。