キズパワーパッドは便利?!危険?!
画像引用元: BAND-AID® キズパワーパッド™
さて、みなさんこんな絆創膏を見たことはありますでしょうか。
商品名ではありますが、キズパワーパッドという呼び名が一番浸透していますね。
ハイドロコロイドという素材で出来た絆創膏です。
「ちょっと良い、高級な絆創膏」というイメージでいる方も多いかと思います。
これは、傷から出てくる液体を吸収して
とっても便利な絆創膏ですが…実は、気をつけないといけない点もあります!
注意書きには、感染が疑わしい傷や、出来てから時間が経った傷には使ってはいけないという内容の記載があります。
でも、なかなかご家庭で使って良いかどうか見分けるのは難しい場合もありますよね。
よくあるケースとして…
公園でケガをした子どもにお母さんが貼る、というパターンがあります。
水道で軽く洗ったとしても、転んでできた傷には汚れやバイ菌がたくさんついています。
バイ菌がついているケガに貼ると、中にバイ菌が閉じ込められて繁殖してしまいます。
一度貼ると中が見えにくくなるため、バイ菌が増えても気付きにくいのです。
そうすると傷が深くなったり傷痕になってしまいます。
2-3日に一回は傷の観察をすること、と注意書きにはあります。
今日のポイント
⭕️汚れた傷には使わないようにしましょう。
⭕️キズパワーパッドを使って、赤みが出たり傷の周りにズキズキした痛みが出たら剥がして洗いましょう。
⭕️深い傷、大きい傷はまずは皮膚科に!
この記事の筆者
森しほ
ゆうスキンクリニック治療最高責任者
皮膚科医/産業医/抗加齢医学会専門医
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