乳児健診では問題なかったのに育てにくいのはなぜ?とお悩みの親御さんへ
産業医や公認心理師として、書籍の監修もしている森医師が
発達障害においてあるあるなお悩みを解説していきます!
育児が大変…
こんにちは、ゆうメンタルクリニック医師の森しほです。
今回のケースのように
大変な思いをされながらも自分を奮い立たせて頑張ってしまう方は、
助けを求めることが難しい場合もあります。
よく「もっと頼りましょう」と言われることが多いですが、
大抵は気力がないことが多いのではないでしょうか。
助けを求めることに不安を感じたり、
迷惑をかけるのではないかと考えたり、
完璧主義が原因だったりします。
これには「アタッチメント」の形成がうまくいっていない場合も関係しています。
「アタッチメント」とは、
困ったときに他人に安心感を求める欲求のことです。
子どもが怖い時にお母さんにしがみつく気持ちを想像すると分かりやすいでしょう。
不安なときに助けを求めて安心する経験を積むことで、「アタッチメント」は形成されます。
しかし、助けを求めても拒まれると、人に頼るのをためらうようになってしまうのです。
この安心する経験を積むことは大人にとっても重要なことです。
「アタッチメント」が形成されていないと、人を頼るのにかなりの負担を感じてしまいます。
「頼るのが苦手」と感じる場合は、
本当に困る前に、少しの違和感を感じた段階で相談しておくと良いでしょう。
詳しくはリタリコ発達ナビさんの記事でお話しさせていただきました!
この記事の筆者
森しほ
ゆうスキンクリニック治療最高責任者
皮膚科医/産業医/公認心理師/抗加齢医学会専門医
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