「『何で』は質問文ではない」

「何で」は質問文ではありません。

「何で遅刻するんだ!」は「遅刻するな」という意味ですし、
「何でもっと優しくしてくれないの!?」は「優しくして!」という意味です。

前者に「なぜなら電車が遅延したので」など答えたら「言い訳するな! そもそも遅延したくらいで遅刻するような時間に来るのが悪い! その程度のことがあっても間に合うように到着するのが普通だろう!」とキレられますし、後者に「いや、もう気持ちが冷めてきたから」なんて答えたらもう嵐が吹き荒れること必至です。

疑問文、質問文だからといって、素直にそれに答えればいいと思わない方がいいでしょう。

これはよく記者会見でもありますが、
「そんなことをしていいと思っているんですか!」は
「ダメなことをしましたね! ほら苦しみの声をもっと聞かせて!」という意味でもあります。

すべての質問には、それこそ「明確な主張」があります。

「これは質問文だけどイヤミだな」と思ったら、
「答える必要はない」という選択肢もあることを心にとどめておきましょう。

 

(完)

監修・制作

このページは、ゆうメンタルクリニックの医師・スタッフが監修・制作しております。

特別監修・ゆうきゆう
精神科医、心理学者。
東京大学医学部医学科を卒業後、うつ病・統合失調症・てんかん・パニック障害・社交不安障害・不眠症など多くの疾患の治療を行い、2008年よりゆうメンタルクリニックを開院。
『マンガで分かる心療内科』の他、100冊以上の著作があります。

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