お悩み相談「糖質制限でチートデイを作るべき?」~ゆうスキンクリニックコラム
お悩み相談「糖質制限でチートデイを作るべき?」
~ゆうスキンクリニックコラム
ゆうきゆうです。
さて最近、サイトからこんなお悩みをいただきました。
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お悩み相談
ゆうき先生
いつもサイトや著書を楽しく拝見しております。
さて、今更ながらゆうき先生の著書である、『
今まで何度も食事制限のダイエットに失敗してきた私にとって、
早速本の中で書かれている内容を実践したところ、
また、料理の経験などほとんどなかったため、最初の内は「
ゆうき先生とクックパッドには感謝の言葉もありません。
ところが、1か月を過ぎたころから体重減少がピタッと止まり、
ネットで調べたところ、「人体の恒常性により、
ところが、友人から、「
チートデイというテクニックには非常に惹かれるものがあるのです
現在、1か月半ほど体重減少しない期間が続いており、
このような形で一方的にご質問して大変申し訳なく、
何卒よろしくお願い申し上げます。
末筆ではございますが、
ご回答
というわけで、ご相談本当にありがとうございました。
糖質制限により、体重も継続的に減っているようで、とても嬉しく思いました。
さて今回、体重減少にストップがかかっているとのこと。
思うのですが、この場合、いくつか原因が考えられます。
1 純粋に糖質を食べている量が多い
これはご自身の場合はあまり考えにくいのですが、よく「糖質制限をしているのに体重が減らない」という方が、よくよく食事内容を聞くと、ビールを飲んでいたり、ポテトサラダなどは普通に食べていたり、純粋に糖質の多いものを日常的に摂っている(本人は糖質は少ないと思い込んでいる)ということが多々あります。
そういうのを見て、
「え、糖質制限してるんですよね!?」
「はい、してますよ! だから米は食べてません!」
みたいなやりとりを、今まで何回してきたことか。
ですのでこの場合、あらためて「どんな食べ物に糖質が多いか少ないか」を知っていただく必要があるのですが、おそらくマンガをそこまで読まれているのなら、この可能性は少ないかな、と思います。
2 糖質制限は行われているが、食べる総量が多い
そしてこちら。
食事というのは「習慣」によって形作られます。
すなわちたとえば、「たくさん食べる」という習慣を作り始めると、本当にその勢いで、継続的に多量の食事を食べ続けてしまいます。
この場合、本人は「たくさん食べないと落ち着かない」とか「自分の体にはこの食事量が必須」と思い込んでいることが多いですが、もちろんそんなことはなく、純粋に「習慣として食べ過ぎになっている」ということが結構あります。
この場合、たとえばたんぱく質であっても、インスリンが出て体内に脂肪分がたまっていきますし、また調味料などに含まれる糖質量も、たくさんの食事を摂りすぎることによって、結果的にどんどん多くなっていく可能性があります。
すなわち「カンペキに糖質制限をしている」という前提であっても、際限なく食べ続ければ、太る可能性はゼロとは言えないのです。
こんなときにオススメするのは、やはり「よく噛む」こと。一回何かを口に入れるたびに30回は噛むというのを、あらためて思い出して実行してみてください。食事の総量は減っていくはずです。
また自分自身、現在ほぼ一日一食です。
食欲があってもなくても一日三回は食べる、みたいな習慣があれば、それを少しずつ変えていくのも手です。
3 純粋に停滞している
そして三つ目がこちらです。
糖質制限をするというように食事システムを変更させたわけですが、それが完全に体に浸透するのに、ある程度の時間はかかります。
仕事も勉強も同じですが、すべて一本道の同じ速度で進んでいくわけではなく、言ったり来たり、時に止まったりして、時間と共に目的地に到達します。
それこそ「停滞期」が生じるのはそのためです。
これはどんな勉強や技術でも、やはり「伸び悩み」になることが知られています。
しかし当然ですが、そこでもあきらめず、同じ行動を続けていくことで、その停滞期を抜けて、また進み始めます。
そこでこのご友人からの言葉。
「
これについては、自分はあまり賛成できません。
テレビの実験というのは、純粋に「そのときにたまたま一回起こった」だけのことで、決して万能性があるわけではありません。信憑性という意味では、論文として発表されている実験に劣ります。
またご自身が心配されているように、一度でも糖質を食べてしまうことで、雪崩のように糖質を食べてしまうというリスクは十分にありえます。禁酒をしていた人が、「週に1日だけなら」ということでお酒を飲み始めたら、毎日飲んでしまうことは想像に難くありません。それと一緒ですね。
ですので、変わらず今の糖質制限を続けていただくのがベストではないかと思います。
ただ考え方として「たまに糖質を食べてしまった」という日が、もし「生じてしまった」としても、そのことをそこまで気に病まず、「まぁ、たまにそういう日ができてしまってもしょうがない」くらいのユルさで考えた方がいいかもしれません。
分かりますでしょうか。
「意図的に糖質を食べる」というシステムをわざわざ作る必要はないのですが、たまにアクシデント的に食べてしまう、ということを激しく許さない…とまで考えなくてもいいわけです。
このように考えていただくと、気持ち緩やかに、長く続けられるかもしれません。
まったりゆっくり続けましょう。
これは体重減少についても同じで「絶対的かつ直線的に体重が減らないとマズい」と思い込むとどんどんつらくなるので「まぁ、まったり長期的に減っていけばいい」くらいのユルさで考えてみるのが一番ではないかと思います。そうすれば緊張もユルみ、さらにヤセていくのではないかな、と考えます。
以上、回答になっておりますでしょうか。
重ねてマンガを読んでくださって本当にありがとうございました!
監修・制作 | このページは、ゆうメンタルクリニックの医師・スタッフが監修・制作しております。 特別監修・ゆうきゆう |
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