朝は何時起きが正解！？～ゆうスキンクリニックコラム

◆　朝は何時起きが正解！？

最近、こんなツイートをしましたところ、多くの方に見ていただきました。

僕は一体、何時に起きればいいのか。 pic.twitter.com/xbTU9AOXTW
— マンガで分かる心療内科/ゆうきゆう/謎解きゲーム (@sinrinet) August 8, 2018

一言で言いますと「それぞれの本で起きる時間のオススメがあまりに違って、どうすればいいか困った」という内容です。

下の方にあるのは一見バストに見えますが、自分のヒザです。うん。誰も見間違えませんか。そうですか。

何にせよ、果たしてどれが正しいのか。実際、四冊の本を読んでみました。

こちらは通訳の方が書かれた本で「早起きすると、勉強する時間も仕事する時間もたくさん取れるよ！」という内容でした。

大半が通訳さんとしての書籍で、正直、朝の早起きに関する内容はそこまで誌面が割かれておりませんでした。ちょっと期待とは違いました。

こちらはドクターの方の書籍です。
ただ、こちらも朝3時起きに関しての内容はあまりなく、食事や運動など、健康法に関する内容が中心でした。そもそもサブタイトルが「病気にならない７つの習慣」ですし。

くわえてこのドクターが「メタボ体型」であることをウリにされておりまして、
「メタボだけど自分は長生きしている！　だからこの健康法で良いのだ！　食事もガマンする必要はない！」
みたいな内容でした。
これはこれで、すごく多くの方に勇気を与える内容だと思います。実際、この方、何十冊も健康法の書籍を出されており（すなわち売れており、ファンが多いということだと思います）、この方自身も、今は80歳くらいで元気に過ごされているようです。
これはこれでスゴイと思いました。とはいえまぁ、重ねてそもそもの「3時起き」についての内容はそんなになかったので、やはり期待とは違いました。

そしてこちら。
今回読んだ中では、こちらが一番、早起きに関して得るものが多かったように感じました。

早起きのメリット、また早起きをしようとしてもできない方への対策などなど…。
細かいテクニックなども満載でしたので、もし早起きについて踏みきれない方がいれば、ぜひ読んでみると良いかな、と思います。

そしてこちら。
こちらは睡眠外来をされているドクターの方が書かれた書籍です。
これはこれで納得できる内容で、説得力もありました。
とはいえ、やや早起きのためのテクニックなどが少ないかな、という印象です。
ただ眠り方などはとても得られるものはありました。

そういう意味で、一番役だったなと思ったのはこちら。

そう考えると、４時起きが一番ベストという結論になるのかな、と思いました。

しかしながら、どれも「その時間でないと絶対にいけない」という理由はまったくなく、その方がその時間に起きているから…というのがメインの理由のようでした。
くわえてそれぞれの方の書く本がここまで時間がズレるのも不思議で、それこそ後から出された方が「他に出ている早起きの書籍と時間がかぶらないように、時間をズラしましょう」みたいに決めたのではないか、と考えられる部分もあります。
たぶん今後、早起き系の書籍が増えていったら、
「朝は午前2時48分25秒に起きなさい！」
みたいな本も出てきちゃうかもしれません。
そこまで刻まないと、かぶっちゃうという。

何にせよ、早起きを考えている方は、ぜひお読みいただければ幸いです。

ちなみに現在、「マンガで分かる肉体改造～短眠編」も作っています。
こちらもお楽しみに！

（完）

監修・制作	このページは、ゆうメンタルクリニックの医師・スタッフが監修・制作しております。特別監修・ゆうきゆう精神科医、心理学者。東京大学医学部医学科を卒業後、うつ病・統合失調症・てんかん・パニック障害・社交不安障害・不眠症など多くの疾患の治療を行い、2008年よりゆうメンタルクリニックを開院。『マンガで分かる心療内科』の他、100冊以上の著作があります。
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