退職代行対談
退職代行サービスのモームリ谷本社長と当院の森医師が対談しました!
退職代行モームリでは、神奈川県労働委員会の審査に合格した『労働環境改善組合』と提携しているそう。
退職にあたり会社との交渉が必要となった場合には、
労働組合が団体交渉権を持って当事者に代わり交渉を行うことが可能で、会社側はこれを拒否することができない。
森:よろしくお願いします!
退職代行 モームリ 谷本社長(以下谷):よろしくお願いします。
森先生は産業医なんですよね?
森:はい!
ゆうメンタル・スキンクリニックで医師として勤務しつつ、産業医・公認心理師をしておりますー!
産業医は、企業で働く医師で、職員の方の心と身体の健康を守るお仕事という感じですね。
学校でいう保健室の先生みたいな感じです。
谷:なるほど!ご説明ありがとうございます。
森:産業医として色々な方とお話していると、
やはり精神的につらい状況の方もいらっしゃって…。
仕事があまりにつらい方にとっては、
退職代行というサービスはとても心強いものなのだろうな、と思っております。
谷:そう言っていただけると嬉しいです。
退職したくても何らかの事情で自分で退職手続を出来ない方のサポートをしているので、
メンタルクリニックさんや産業医の先生と近い部分があるかもしれませんね。
森:そうですよね。
谷本社長はどんなきっかけがあって今のお仕事をされているんでしょうか?
谷:僕はもともと営業に関わる仕事していたんですが、ハードなお仕事をされている方を目にすることもあって、良くないなと思っていました。
実際退職代行サービスを使って退職された方の話も聞いて、そんなサービスが今の時代には必要なのだなと思ったことがきっかけですね。
森:そうなんですね。
退職代行サービスはだいぶ一般的になってきたと思いますが、
新しい業種なので、まだまだ世間に広がり切れていない部分もあるかと思います。
なんだかちょっと争いというか、怖いイメージがある、という人もいるかと思いますが、どうなんでしょう?
谷:なるほど、そうかもしれませんね。
当社は責任を持ってきちんとしたサービスを提供しております。
顧問弁護士とも連携を取っているので、可能な限りトラブルを防ぐことができるんです。
ただ、しっかりしていない会社…、
たとえばホームページがぺらっとあるだけでどこにある会社でどんな人が運営しているかもよくわからないような会社は、信頼できるかわからず注意が必要かもしれません。
森:信頼できる会社を選ぶことが大切なんですね!
モームリさんのサイトを拝見すると、すごくしっかりしたところなのだな、という安心感がありますね。
退職代行は多くの人に知ってほしいサービスですが、依頼から退職まで、具体的にはどのような流れになるんでしょうか。
谷:最近では9割の方がLINEで依頼されますね。
その後ヒアリングシートに記入をお願いして、
正式にご依頼をいただいたら企業様に退職の意向をこちらから伝える、という流れです。
伝える手段としては、お電話やお手紙が多いです。
すんなり手続きに進めるのは7割くらいでしょうか。
「退職代行って何?」と戸惑われるケースが2割くらい、残りの1割くらいは「認めない!困る!」と納得してもらえないケースです。
森:なるほど…
納得してもらえない場合はどうするんでしょうか。
谷:法律はこうなっていますよ、と説明します。
法的に、2週間で退職出来るということが決まっているので…。
「診断書がないなら退職を認めない!」という企業様もいますね。
森:必要無いですよね?!
谷:必要無いんです。
でもそういったパターンもあるんですよね…。
依頼される方は、もう疲れ切っていて病院受診もままならない方もいるので、そんな風に粘られたらつらいですよね。
病院の予約もすぐには取れないですし。
森:たしかにそうですね。
ゆうメンタルクリニックでは出来るだけすぐに、当日でも予約を取れるように頑張っていますが、多くのメンタルクリニックは予約が1ヶ月待ちなんてこともありますしね。
谷:そうなんですよね。
森:ちなみに、どのような業界の方からの利用が多いのでしょうか?
谷:やはり勤務のハードな業種が多いです。
飲食などサービス業、工場など製造業、医療や介護なんかもですね。
長時間労働が当たり前になっていたりする業種です。
森:そういった業種は、人手不足で辞めにくいというのもありそうですね…。
依頼される方の特徴などありますか?
谷:性格的に自分の主張をしにくい、
退職したいと言い出せない真面目で優しいタイプの方が多いです。
会社が退職を認めてくれないんじゃないか、と不安な方もですね。
森: どういった部分で退職希望される方が多いんでしょう?
谷:長時間労働や、休みがもらえない、給与面で不安だとか…、あとは上司がこわいなどの人間関係ですね。
森:そのあたりは大事ですね。
退職代行サービスを運営されていると、多くの問題を目の当たりするかと思います。
谷本社長のビジョンというか、将来的にどんなふうになりたいという目標はありますか?
谷:「退職代行」が無くなればいいと思っています!!
森:即答でしたね。
谷:僕は退職代行を使わないと行けない世の中が問題だと考えています。
森:それは確かにそうかもしれません。
どのような会社が増えるといいか、どのような社会になってほしい、などありますか?
谷:楽しく働き続けられる会社が増えて、
向いていないと感じたら退職の相談もしやすい環境の会社が増えるといいですね。
退職代行という業態が認知されたら、
もっと労働環境を改善しようと頑張る企業が増えるのではないかと思います。
そして、今退職を迷っている人には、退職は決して逃げでないと知ってほしいですね。
新しい職場で次のステップを踏むための第一歩なんです。
退職したいと思いながら言い出せずに無駄な時間を過ごすのはもったいないですし、本当に自分の力を発揮できる企業、自分と合う企業と出会うチャンスを逃してしまうことにもなります。
森:確かに、ぱっと切り替えて、自分磨きをしながら転職するのが一番建設的ですよね。
谷:そうですね。
うちにもいますね、自分磨きをしてうちに就職した社員が。
森:素晴らしいですね!
谷:自分磨きをして、
ヒゲ脱毛なんかもして好印象な見た目になって、転職活動をして。
今は爽やかな顔で働いてますよ。
森:天職に出会ったんですね。
谷:そうですね。
すぐに次に行けるなら、迷っていないで転職活動するのが無駄がないですよね。
ただ、退職したいと考える方の中には、
「うつなんじゃないか」と思うくらいに疲れ切っている方もいるんですよね…。
森:それはあるかもしれませんね。
実際私が産業医として面談する方でも、そういった方も多くいらっしゃいます。
谷:「退職したい」と考えながらも金銭的な不安が大きくて、
「休んだらお給料が入らないから休むことも出来ない」という方もいらっしゃるんですよね。
僕は医者じゃないので確かなことは言えないのですが、
明らかに仕事に行けるような状況じゃないくらいに落ち込んでいる方でも…。
心配になりますね。
森:うつのような症状が出てしまっている方ということですね。
メンタルクリニックを受診してもらえたら、
もしうつ病だとわかったら休職も出来るし、その場合は傷病手当金をもらって治療に専念できるんですが…
本当に必要な方にそういった情報がいきわたっていないこともありますね。
しっかり休養をとって、
仮にその後退職に至っても傷病手当を貰いながら治療に専念することも出来るのに、受診に結びつかないと残念ですよね…。
谷:本当にそうなんです。
法律の専門家だけでなく、医療とも連携を取っていく必要性を強く感じています。
森:そうですよね。
クリニックとしても協力出来る部分は協力させていただきたいと思っています。
最後に、退職を悩まれている方にメッセージをお願いします。
谷:諦めなければ、退職は絶対にできます。
つらいときは我慢しないで次の職場で新しい人生を!
それが一番自分のためでもありますし、社会のためでもあります。
谷本社長、お忙しい中貴重なお話ありがとうございました!
※ゆうメンタル・スキンクリニックの受付でたたずむ
退職代行モームリさんイメージキャラクターの
あほうどりのモームリくん
社畜のシャチくん
東証一部上場企業に約10年勤務した経験から、一念発起して株式会社アルバトロスを起業。
2022年3月から退職代行モームリの事業を開始。
(予約が埋まっていても診察可能ですのでお気軽にお越しください。)
各メニューの詳細や料金等は下記ページをご覧ください
当院は新宿・池袋・上野・横浜の 4箇所で運営しております。お気軽にご連絡下さい。