【教えて!森先生】冬から増加傾向!みずぼうそう(水疱瘡)、帯状疱疹について
皮膚科の受診あるあるや患者さんのお悩みを解決するこのコーナー
かゆみもあり、水ぶくれのようになり不安です。
皮膚科を受診したほうがいいでしょうか?
あなたの発疹、実は水疱瘡もしくは帯状疱疹かもしれません。
水疱瘡は子どもが、そして帯状疱疹はお年寄りに多いとイメージする人もおおいのではないでしょうか?
しかし、それ以外の世代でも発症する可能性は高いのです。
今回は、こちらのお悩みを当院の森医師が解説します!
みずぼうそう(水疱瘡)、帯状疱疹について
みずぼうそうは、冬から春にかけて流行する疾患です。
全身にポツポツと
感染力がとても強いので注意が必要です。
いわゆる、水ぶくれの状態
薄い膜の中で傷ついた組織からにじみ出た水分とタンパク質が混ざった液体が溜まってできた膨らみ
水ぶくれから変化することが多く、皮膚の中で白っぽかったり黄色みがかった膿がたまって、盛り上がった状態
いわゆる、かさぶたの状態
膿や血液、体液などが固まったものを指す
水ぼうそうにはワクチンがあります。
ワクチンはまだ水ぼうそうにかかったことがない方や50歳以上の方に推奨されます。
実は…
実は…
みずぼうそうのウイルスは、治ったあとも、身体の中の神経節にずっと潜んでいます。
身体が元気なうちは
免疫力でウイルスを抑え込むことがでかますが、免疫力が低下してくるとウイルスが暴れ出します。
一度みずぼうそうにかかった人には免疫がつきますが、
徐々に抗体が減ってくると、帯状疱疹になるリスクがあるのです。
私自身も小さい頃にみずぼうそうにかかったことがありまして…
高校生の頃に勉強の疲れなのか、帯状疱疹になったことがあります。
私の場合は足に発疹が出まして、
とっても痛かったですし、治ってからもピリピリした痺れ、麻痺した感覚が数年続いてすごくつらかった記憶があります。
お年寄りなど抵抗力の弱っている方が帯状疱疹になると、眠れないほどの痛みが続くこともあり得ます。
また、顔に帯状疱疹が出ると、顔面神経麻痺が残ってしまう方もいらっしゃいます。
みずぼうそうにかかったことがない人、
50歳以上の方、
ワクチンを打ちましょう。
「みずぼうそうかな?」
「帯状疱疹かな?」
と思ったら、皮膚科を受診しましょう。
抗ウイルス薬という種類のお薬で治療が出来ます。
この記事の筆者
森しほ
ゆうスキンクリニック治療最高責任者
皮膚科医/産業医/抗加齢医学会専門医
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