「謝罪しろ!」は「愛せ!」と同じ。~脱毛クリニックマンガ
脱毛クリニックがお届けする心理学マンガ
「謝罪しろ!」は「愛せ!」と同じ。
「謝罪」は強要するものではありません。
謝罪とは、その行為をした人が、心から間違っていたと認識し、それを言葉として表現するもの。
外から強要するものではないのです。
それはマンガにもあるように「自分を愛せ」「好きになれ!」と同じくらいおかしなことです。
人間の心だけは、どんな強制でも、変えることはできません。
もし本当に「謝ってほしい」と思うのなら、それこそ、
「どんなに被害が生じたかを、相手に分かりやすく表現する」
「それによってどれだけ困っているかを伝える」
などが最適なアプローチでしょう。
あなたが困っている、つらい、ということを相手に分かりやすく伝え、相手がそれを理解し、共感すれば「そうだったのか…。ごめんなさい…!」と、謝りの言葉が出ることもあるはずです。これこそが正統なやり方です。
しかしそれをスッ飛ばして、いきなり「謝れ!」と強要するのはおかしいよ、という話です。
それは、好きにさせるための行動を放棄して、いきなり「好きと言え!」というのと同じなのです。
と申しますか、そもそものところ、そんな謝罪に何の意味があるのでしょうか。
それこそ強制し、表面的に「ごめん」と謝ってもらい、それでスッキリするのなら、もちろん意味はあるかもしれません。
しかしおそらく、大半の場合、謝ってもらったからといって何にもならないはずです。それは「強制によるもの」だからです。
「好きと言え、と強要して『好き』と言われても、むなしい」のと一緒です。
もちろん「金銭的な被害を受けた」「実害を受けた」という場合に、「だから相手から賠償金を取る!」という、「やられたからやり返す」的なアプローチを否定するものではありません。それは純粋なバトルだと思います。それこそ「イヤな気分になったから、謝罪を強要することで相手もイヤな気分にする」というのなら、それもバトルでしょう。
ただ「傷つけられた自分の気持ちを回復するために謝りを強制する」という目的なら、それはちょっと方向性が違うのかな、と思います。
ちなみに心理学的に、何より大切なことは「許し、忘れる」ことだとされています。
何かネガティブなことがあったときに、相手に謝らせるというのは一つの選択かもしれません。
しかしそれにこだわることは、さらにその相手にのめりこむのと同じ。それは決してあなたの人生にとってプラスにつながるとは限らないのです。
どうか覚えておいてくださいね。
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