ヒゲ剃り中に突然気絶!?原因は○○○○反射だった!!

こんにちは、ゆうスキンクリニック医師の森しほです!

さて、クイズです。

Q.ヒゲ剃り中に突然気絶した男性がいました。
なぜでしょう?

A.たまたま気絶したタイミングでヒゲを剃っていた。

B.ヒゲ剃りで血が出て失血死した。

C.ヒゲ剃りのときに触れてはいけないところに触れてしまった。

選びましたか…?

◆ 朝の身支度で何気なく行っているヒゲ剃り。

実はまれに、ヒゲ剃り中に意識を失って倒れてしまうことがあります。

「カミソリでケガをしたわけでもないのに、なぜ?」

今回は、ヒゲ剃りと失神の意外な関係について解説します。

ヒゲ剃り中に失神することはある?

さて冒頭のクイズ、どうでしたか?

Aを選んだあなた

「たまたまそうなった」と考えるタイプ。
柔軟な発想は長所ですが、物事を運や偶然で片付けてしまうことも。

もう一歩、「なぜ?」と原因を考えるクセをつけると、仕事も人間関係もスムーズになるかもしれません。

Bを選んだあなた

目に見える情報を大切にする現実派。
慎重で堅実ですが、インパクトのある情報に引っ張られやすい一面も。

本当にその説明で辻褄が合うか、一度立ち止まって考えるとさらに強みが生きます。

Cを選んだあなた

原因を推理するのが得意な観察派。
細かい違和感に気づきやすく、「見えない原因」を探す力があります。


クイズと見せかけて、性格診断になってしまいましたが…

医学的には、正解はCの可能性が最も高いと言えます!

実際に医療現場ではヒゲ剃りやネクタイの締め付け、首元への圧迫などをきっかけに失神したケースが報告されています。

特に、

  • 首を大きく反らした
  • のど仏の横を強く押した
  • カミソリを当てながら首を伸ばした

といった状況で起こることがあります。

原因は「頸動脈洞反射」

首の左右には「頸動脈洞(けいどうみゃくどう)」という部分があります。
ここは血圧を感知するセンサーのような役割をしています。

通常は血圧が上がりすぎた時に、

  • 心拍数を下げる
  • 血圧を下げる

という命令を出して体を守っています。

ところが一部の人では、このセンサーが過敏に反応してしまいます。

すると、

  1. 首への刺激
  2. 心拍数が急激に低下
  3. 血圧も低下
  4. 脳への血流が減少
  5. 一時的に意識消失

という流れが起こることがあります。

これを「頸動脈洞症候群」や「頸動脈洞反射」と呼びます。

どんな人が起こしやすい?

比較的多いのは、

  • 高齢者
  • 高血圧の方
  • 動脈硬化がある方
  • 過去に失神歴がある方

です。

ただし若い人でも、

  • 疲労
  • 睡眠不足
  • 脱水
  • 飲酒後

などが重なると起こる可能性があります。

ヒゲ剃りは危険だからやめるべき?

そこまで心配する必要はありません。

ヒゲ剃りによる失神は非常にまれです。
ほとんどの方は問題なく毎日ヒゲ剃りをしています。

ただし、

  • ヒゲ剃り中に気分が悪くなる
  • 目の前が暗くなる
  • 立ちくらみが起きる

という経験がある場合は、一度医療機関へ相談することをおすすめします。

毎日のヒゲ剃りが面倒なら医療脱毛という選択肢も

男性のヒゲは濃くて硬いため、毎朝のヒゲ剃りが負担になりやすい部位です。

医療脱毛ではレーザーで毛根にダメージを与え、徐々にヒゲを減らしていきます。

個人差はありますが、

  • 5〜8回程度:かなり楽になる
  • 10〜15回程度:ツルツルを目指せる

ことが多いです。

ヒゲが減ることで、

  • 朝の準備時間短縮
  • カミソリ負けの軽減
  • 青ヒゲ改善

なども期待できます。


「ヒゲ剃りで気絶」と聞くと都市伝説のようですが、
実際には首のセンサーが過敏に反応して起こる医学的な現象です。

もし毎日のヒゲ剃りが負担になっているなら、医療脱毛という選択肢もあります。

毎朝当たり前に行っている習慣だからこそ、自分の体のサインに少し目を向けてみてくださいね。

この記事の監修

皮膚科 森医師

森しほ

ゆうスキンクリニック治療最高責任者
皮膚科医/産業医/抗加齢医学会専門医
皮膚科のことなら、どんなことでもお気軽にご相談ください。
あなたのお力になれるよう、全力で診療させていただきます。